テンプル騎士団はフリーメイソン・海賊・国際銀行家の起源?

フリーメイソンが始まった時期は諸説あるが、十字軍のテンプル騎士団がその起源だとする説がある。

 

今回はその説がいかに妥当性があるかをみていき、テンプル騎士団が海賊と国際銀行システムの起源であるという話にも触れていこう。

 

 

テンプル騎士団とは?

 

テンプル騎士団の紋章(パブリック・ドメイン)

 

テンプル騎士団はもともと十字軍の時代に聖地エルサレムの守備と聖地への巡礼者を保護するために設立された組織だ。

 

200年の間に7回も十字軍遠征が行われ、聖地エルサレムをイスラム勢力から奪還したり、また奪い返されたりの繰り返しであった。

 

その過程でテンプル騎士団は、騎士団の入会者から私有財産を全て預かる中で莫大な資産を築き、広大な所有地を広げていった。

 

その資産は王や貴族に貸し付けるほどであり、土地は欧州や中東にいたる広い土地を所有し、教会や砦を築き、農園をつくり、最盛期にはキプロス島全島を占有していたほどであった。

 

そして教皇から課税を免れていたため、テンプル騎士団の資産は膨張する一方であった。

 

挙句にはフランス王国の国庫を一部管理するほどにまで存在感を大きくし、独自の金融システムを構築していった。

 

つまりテンプル騎士団は世界初の国際銀行システムをつくっていたのだった。

 

結局1291年エルサレム王国の陥落によってエルサレム巡礼者保護という本来の役割を失ってからもテンプル騎士団はヨーロッパにおいて存続し続けた。

 

しかし、ヨーロッパで大きな存在感を示すテンプル騎士団に対しフランス国王フィリップ4世は脅威に感じ、テンプル騎士団の総長ジャック・ド・モレーをはじめとする約3000人の騎士たちを一斉に逮捕する事態となった。

 

フィリップ4世がテンプル騎士団を潰そうとした理由は騎士団が保有する莫大な財産だったことは間違いない。

 

テンプル騎士団に対する借金を踏み倒そうとした狙いもあったことだろう。

 

フィリップ4世はテンプル騎士団を「金儲けで堕落した集団」と断定し強引に逮捕、異端審問で総長ジャック・ド・モレーを含む幹部クラスを死刑に処した。

 

こうしてテンプル騎士団は解散され、歴史の表舞台から姿を消していった。

 

テンプル騎士団のその後

 

しかし実は騎士団は裏で形を変えて存続していたのだった。

 

騎士団は大きく分けて3つの形に変わっていった。

 

ある一部はポルトガルでキリスト騎士団として形を変え、大航海時代に大きな影響を与えた。

 

ある一部は海賊として。

 

そして残りの一部はスコットランドに逃げ、石工職人として。

 

スコットランドでも同様にテンプル騎士団の活動が禁じられていたが、スコットランドで逃げのびたテンプル騎士団は現地の石工職人に匿われ、そして石工職人として活動をしたという。

 

その経緯を踏まえれば、当時スコットランドにあった石工職人組合(ギルド)と融合し、それがのちにフリーメイソンになったのだと考えることもできる。

 

実際に両者には共通点がたくさんある。

 

まず、テンプル騎士団における秘密めいた入団式、女子禁制度。

 

「ソロモン神殿」との深い関わり(フリーメイソンはソロモン神殿をつくった石工の末裔という伝説がある。テンプル騎士団の正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」)。

 

フリーメイソンの階級名に騎士団に由来するものが多く存在すること。

 

そしてスコットランドにあるKilmartin教会には、テンプル騎士団の姿が彫刻された墓石が多くある。さらに、フリーメイソンの墓もたくさんある。

 

画像出典:”The Knight Templar Stones of Kilmartin/Scotland”/ It´s Time to Reclaim our Mind!

 

 

これらが単なる偶然と言えようか。

 

実際のフリーメイソンの起源はもっと古いという説もあるが、古代エジプトの叡智をテンプル騎士団が十字軍時代に得て、その叡智をもとにフリーメイソンという団体をつくったのかもしれない。

 

真相は依然として不明ではあるが、テンプル騎士団とフリーメイソンの関係が深いことは確実にいえるだろう。

 

ちなみに生き延びたある騎士団員たちはジャック・ド・モレーの遺体を掘り起こした際、頭蓋骨と2本の骨がクロスした状態で埋まっていたのを発見した。

 

それを見た騎士団の団員たちは偉大なる総長ジャック・ド・モレーを称えて、「人は頭蓋骨と2本の骨さえあれば復活出来る」という意味を込めて海賊旗を作った。

 

 

テンプル騎士団は海賊の始まりでもあったのである。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください